メンタリストDaiGo氏が絵本なんか紹介してたので、「絵本ww」と思いつつ、軽い気持ちで読んでみたら予想以上に良い内容の本だったので紹介します。
タイトルは「なまえのないねこ」。
メンタリストDaiGo、絵本を紹介する
先日、たまたまYouTubeで「メンタリストDaiGoが選ぶおすすめの本TOP 5」みたいなタイトルの動画を見ました。
メンタリストDaigoといえば大の読書家でもあり、本が沢山ある部屋で頻繁にライブ配信をしてるイメージを持つ方も多いと思います。
あるインタビューによると、1日に10冊〜20冊も本を読むそうで、読書術に関する本も出版されています。
そんなDaiGo氏が視聴者の質問でおすすめの本は何かと尋ねられた際に、回答した本の一つがコレ、「なまえのないねこ」ってタイトルの絵本です。
絵本と聞いた時に「え?絵本??」って思いました。
他の紹介してた本と比べて、明らかに毛色が違う。
メンタリストDaiGoが紹介する本といえば、結構難しくで分厚い本が多いので、ちょっと意外。
所詮は絵本だと思ってた、最初は
当初は、絵本なんて幼児向けの本だし、大人には刺さらんでしょって思ってました。
だってページ数は少ないし、文字数も少ないし、難しい表現もできないし。。。
そもそも大人が絵本なんて普段読む機会なくないか!?
絵本なんてどのタイミングで読むんだよ!!
そんな事を思いつつ、たまたま近所の図書館で「なまえのないねこ」を見つけたので、読んでみる事に。
すると
めっちゃ良い内容の絵本でした。
地味にハートフルな内容だった
「なまえのないねこ」はタイトル通り、名前のない猫が主人公となる絵本。
みんなには名前があるのに、自分には名前がない。
そんな状況に切なさを感じている猫の話です。
正直、子供向けの絵本ではあるものの、大人の人にも読んでほしい。
むしろ大人の人にこそ読んでほしい。
できれば猫好きの大人の人に。
最後は主人公の猫に対して「良かったね」って思える、そんな作品でした。
今作品について
「なまえのないねこ」は数々の絵本作品を生み出した武田文子氏と、同じく数々の絵本作品を生み出した町田尚子氏がタッグを組んで生み出した絵本作品。
2019年に小峰書店から出版された作品です。
主な受賞歴は以下の通り
- 第12回MOE絵本屋さん大賞2019第1位
- 第3回未来屋えほん大賞・大賞
- 第10回リブロ絵本大賞・大賞
- 第8回静岡書店大賞〈児童書新作部門〉第2位
「なまえのないねこ」あらすじ
主人公はキジトラ模様の野良猫。
靴屋のネコは「レオ」、本屋のネコは「げんた」、八百屋のネコは「チビ」。
町のネコ達にはみんな名前がついているのに、このネコには名前がありません。
まちの人から「あっちいけ」と煙たがられる事はあるものの、自分の名前が見つかる事は一向にありません。
ベンチの下で雨が止むのを待つ猫。
「ねえ。おなか すいているの?」
猫に尋ねるやさしい声の正体は?
「なまえのないねこ」の魅力
絵がキレイ
まず、「なまえのないねこ」は、絵がとても綺麗でした。
猫の絵がとてもリアル。誇張し過ぎず、それでいて可愛らしく。
作中には主人公の猫を始め、いろんな猫が登場するんですが、どの猫もみんなかわいらしい。
油絵で描いたと思われるその絵は、まるで絵画作品のよう。
ストーリーだけでなく、絵でも楽しめる、そんな作品。
もちろん内容もステキ
みんなには名前があるのに、自分には名前がない事に寂しさを感じる猫。
どんなに自分の名前を見つけようとしても、決して見つかりません。
そんな猫がベンチの下で雨宿りをしていると、声をかけてくれる女の子が現れます。
映画を見た後のような充実感が残る
ページ数32ページの子供用絵本って事もあり、大人であれば一瞬で読み終えることができるボリュームです。
なんですけど、終えた後は映画を一本見終えた後のような充実感や余韻が残ります。
大人が呼んでも十分心温まる作品となっているはずです。
映画を見た後は主人公の猫に対して「良かったね」と思えるはずです。
DaiGo氏が勧めるのも納得
メンタリストDaiGo氏をいえば博識で難しい本をたくさん読むイメージでした。
まず、絵本を読んだりするって事も意外。
そんなDaiGoが勧めるのの納得の作品です。
また、メンタリストDaiGoは大の猫好きって事も、今作品に魅力を感じさせた要因の一つになったのかと。
【ネタバレあり】犬猫の殺処分を食い止めれる!?
大袈裟かもですが、この絵本が広まることで、犬猫の殺処分の減少につながるんじゃないかと思いました。
ペットのさっ処分でよくあるのは、ペットショップで売れ残ったペットが殺されるパターンや、野良猫・野良犬が捕獲されて処分されるパターンがあります。
特に子猫のさっ処分はまだまだ多いそうです。
(ソース : 犬の5倍「殺処分される猫の6割は子猫」という悲劇 )
で、このお話は最後、主人公の野良猫ちゃんが女の子に拾われてハッピーエンドって内容なんですよね。
もしこの本を読んで、ペットショップで猫を買うよりも野良猫ちゃんを飼おうって人が増えたりしたら、日本の動物のさっ処分数の減少につながるんじゃないかなと思った次第です。
まとめ
そんなわけで今回は絵本「なまえのないねこ」の紹介をしました。
子供だけじゃなく、できれば大人の人にも読んでほしいです。
興味のある方はサンプルだけでも、見てみてください。
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